
ネットワーク管理、センサ各部の測定値とステータスに基づいてセンサの運用状況を監視するパフォーマンスモニタ等の処理を行う。
(2)モードSシミュレータ
モードSシミュレータはモードSセンサの監視及びデータ通信機能を最大定格の負荷状態において試験を行うため、模擬航空機を発生させる装置である。また、本装置ではデータリンク応用の検討を行うため、進入フェーズ等のデータリンク化管制通信のシミュレーション評価を行うことができる。
(3)地上データリンク処理装置
地上データリンク処理装置はICAO国際標準案のモードSサブネットワークの機能に従いデータリンクメッセージの処理・転送を行う。本装置はモードSサブネットワークの機能のうち、航空交通通信業務への適応性を重視したモードS固有サービスとサブネットワーク管理の機能に準拠している。
図3.1.3.11 モードSセンサの構成

(4)データ通信実験入出力装置
データ通信実験入出力装置は、モードSセンサのデータ通信機能に関して通信容量、転送速度、誤り率等の性能評価を行う装置である。本装置ではメッセージやシナリオの作成、メッセージの送受信制御を行うことができる。
(5)レーダ表示装置
レーダ表示装置は航空機ターゲットの表示やデータリンクメッセージの入出力等を行う装置である。本装置は航空機ターゲットやマップ、ダウンリンクメッセージなどを表示する主表示部、飛行計画や評価者入力のマーキング情
図3.1.3−12 主表示部の表示例

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